ママ振袖で成人式に出るためには?着る時の注意点と対策まとめ
一生に一度の晴れの日である成人式。最近はお母さんの振袖を着る人も増えているようです。ママ振袖なら節約もできますし、なにより母親にとっては“娘が自分の着物を着てくれる”という喜びもあり、親子の絆も深まりそうですよね。
しかし、着用の際にはいくつか注意が必要なポイントもあります。今回は、ママ振袖を着る際の注意点と対策をご紹介します。
ママ振袖を着る前に確認したいこと
■サイズは合う?
着物は着付けによって着丈を調整することができるので、多少お母さんと体型が違ってもある程度は着ることができます。
ただし身長や腕の長さなど、サイズが大きく異なる場合は注意が必要です。目安としては、身丈は5~10cm程・袖丈は3cm程・身幅もヒップサイズで5cm程の差であればそのまま着てもほぼ問題ないでしょう。それ以上の差がある場合は、着物専門のお直しをしてくれる業者さんに出してサイズ調整をしてもらうことをおすすめします。
■汚れやシミはない?
せっかくサイズが合っていても振袖に汚れやシミがあると着た時に見劣りしてしまいます。特に年月が経つと、しっかり保管をしていても徐々に隠れていた汚れが浮き出てくることもあるので、必ずチェックしましょう。
汚れやシミの場合、水や中性洗剤を薄めたもので軽くつまみ上げるようにして拭くという方法で落ちる可能性もありますが、心配な方はシミ抜きの専門業者にお願いしましょう。長ければ数週間かかる場合もあるので、成人式に間に合うように早めに確認して依頼すると安心ですね。
お母さんの振袖を着る時のコーディネート
お母さんが着ていた時代と現代とでは振袖の流行りの色や柄は違います。そこで、ママ振袖を今風に素敵に着こなすコーディネートのポイントをご紹介します。
■小物でアレンジ
現在はパステルカラーの振袖が人気ですが、昔は濃いめの落ち着いたカラーが流行っていました。柄も古典的なものが多かったので、実際に着てみると少し時代を感じるかもしれません。そんな時は帯や帯締め、半襟など小物の色を変えてみましょう。今風に大人っぽくしたり可愛くしたり自分好みにアレンジできますよ!
■ヘアメイクやネイルでアレンジ
ママ振袖をそのまま着ても、ヘアメイクやネイル次第で雰囲気は大きく変わります。振袖の色が地味だったり柄が少ないという場合はヘアメイクを華やかにするだけで印象が違うもの。振袖の色によっては黒髪よりも茶髪が似合うものもありますし、思い切って変えてみるのも一つの方法ですね。
まとめ
成人式にお母さんの振袖を着る際は、基本的にはサイズが合うか・シミや汚れがないかどうか、という確認が必要です。また、振袖の色や柄などが昔のものであっても、小物やヘアメイク・ネイルなどで簡単に今っぽくアレンジすることもできます。着物の雰囲気が人とかぶることも少ないので、パッと目を引く振袖姿を演出できるでしょう。ぜひママ振袖を素敵に着こなしてくださいね。