和装婚をする人必見!色打掛の模様に込められたおめでたい意味
和装婚をする際に、白無垢と並んで人気なのが色打掛です。白無垢と同じく、挙式・披露宴どちらでも着用できます。華やかで美しい色打掛は、花嫁だけが着ることができるスペシャルな装いです。
そんな色打掛ですが、模様におめでたい意味が込められているのはご存知でしょうか。せっかくの門出なので、デザインだけではなく、模様の意味にまでこだわって衣装を選ぶのをおすすめします!
鶴
(出典:https://www.instagram.com/p/BzsqpfthW-0/?igshid=10oey5oaq40wm)
鶴はおめでたい動物や植物を描いた吉祥文様の代表格。「鶴は千年、亀は万年」と昔からいわれるように、長寿の象徴です。
一度つがいになるとずっとそのパートナーと添い遂げることから、婚礼衣装にはぴったり。優美な姿が、花嫁の美しさをさらに引き立てます。
牡丹
(ai.chi_weddingさん)
(出典:https://www.instagram.com/p/B0OBzh-HpYn/?igshid=e2x1gv0295wi)
伝統のある上品な柄ですが、華やかさやスタイリッシュさも兼ね備えているので、花柄のなかでも特に人気があります。
牡丹は小さな蕾が大きく花開く事で知られており、「富貴」「幸福」といった意味があります。また、中国の伝承上の理想郷・蓬莱に咲く花としても有名。嫁いだ先での幸福を祈る意味が込められています。
菊
(m___wd922さん)
(出典:https://www.instagram.com/p/BzfsEXCHRjj/?igshid=d94i33ln8we7)
漢方薬として古くから親しまれてきた菊は、「不老長寿」の意味があります。その気高い姿から、皇室の紋章にも用いられており、品格のある花嫁姿を演出してくれます。
古典的な柄ですが、最近は写真のようにモダンな雰囲気の色打掛も増えています。
貝桶
(hatsuko_endoさん)
(出典:https://www.instagram.com/p/BdHexgUHtYX/?igshid=4br8237gesk0)
平安時代には貴族の間で、貝を持ち寄り、対となる貝を探したり、貝殻の美しさを競ったり、貝を題材とした和歌を詠んだりする「貝合わせ」という遊びがよく行われていました。
特にハマグリはぴったりと合わさることから、夫婦の末長い幸せを象徴しているとされています。
貝を豪華な装飾の入れ物に入れた貝桶は、江戸時代には大名家の嫁入り道具として重要な意味を持ち、挙式の儀式にも使われていたそうです。長く続く伝統を感じさせる、格式のある美しい柄です。
このように色打掛の文様には、さまざまな意味が込められています。デザインにこだわるのはもちろんですが、文様に込められた意味を知ることで、より門出にふさわしい衣装選びができるはず。自分たちの挙式にぴったりの色打掛を見つけてくださいね。