【お宮参り】授乳はどうしているの?着物のときの対処法を紹介
子どもが生まれてから約1ヵ月後、最初に迎えるイベントが「お宮参り」。神社で行うということもあり、着物でお参りをしたいと考えるママも多いのではないでしょうか。しかし、気になるのは「授乳はどうすればよいか」という問題。着物でお宮参りを行った先輩ママたちはどのようにしていたのか、授乳をするための方法やその他の対処法を紹介します。
着物で授乳する方法は?
着物で授乳をするためには、大きく2つの方法があります。
■身八ツ口から授乳
女性の着物には、脇の部分を縫い合わせずにあいている部分があり、これを「身八ツ口(みやつくち)」といいます。この部分を広げることで授乳ができます。着崩れの心配が少なく、また、胸が露わにならず授乳中ということも気付かれにくいため、着物の時の授乳方法として一般的です。肌着の脇下の縫い閉じられている部分も、事前に切り開けておくようにしましょう。
■前から授乳
着物の衿元を両サイドに大きく広げ、胸を出して授乳する方法です。洋服の時と同じ感覚で授乳ができます。しかし広げた衿元を、ただ元に戻すだけでは、その後着崩れが起きやすくなります。この方法をとるなら、自分で着付けができる方や、一緒に参列する親戚に着付けの知識がある人がいると良いでしょう。
着物で授乳するときに気を付けるポイントは?
最近では、神社に授乳室やおむつを替えられる場所を用意しているところも多いので、事前にチェックしておくと安心ですね。また、授乳に備えて持参しておくと便利なものもいくつか紹介します。
■タオル
授乳の際に、赤ちゃんのよだれや母乳で着物が汚れてしまう場合もあります。タオルは少し多めに持っていくようにしましょう。
■授乳ケープ
お宮参りに関わらず、外出の際には授乳ケープを持って行く人も多いですよね。神社では授乳室がないところもあるので、念のため持参しておくと安心です。
■母乳パッド
母乳の量には個人差がありますが、あまり量が多くないという人も忘れずに付けておくようにしましょう。特に着物の場合は締め付けなどもあるため、母乳が漏れて着物に染みることもあります。お宮参り後の着替えを出先で行う場合は、替えの母乳パッドも準備しておくようにしましょう。
着物での授乳をしない方法も
着物に慣れていないと、授乳方法や着崩れの可能性に不安が残る、という方もいますよね。その場合は無理をせず、“授乳をしない”という方法を選んでみてもよいかもしれません。
■粉ミルクまたは搾乳した母乳を準備
お参り中や写真撮影のタイミングで、赤ちゃんのお腹が空いて泣きはじめたときは、ミルクや搾乳で準備をしておくと対応がスムーズです。事前に赤ちゃんがミルクや哺乳瓶を嫌がらないか確認しておきましょう。
■会食は洋装で参加、撮影は別日
お宮参り後、会食の前に洋装に着替えるという方法であれば、着物で過ごすのは3時間ほどになります。着付けの前に授乳をし、お参り後に着替えてから授乳をするといった流れで、着物での授乳を避けることができます。また、写真館などで撮影をしたい場合は、別日にすることで授乳への不安を少なくすることができるでしょう。ただし、この場合でも赤ちゃんがおっぱいを欲しがることがあるため、ミルクの準備はしておくと安心です。
授乳中のママは授乳の間隔が空くと、胸が張ったり、乳腺炎にかかる可能性もあります。お宮参りの時期は生後1ヵ月とされていますが、しきたりにとらわれず、赤ちゃんやママの体調などに合わせて日程をずらすのも方法の一つです。せっかく「お宮参りは着物で…」と考えているなら、ぜひ着てみたいですよね。色々な方法があるので、ぜひ自分にあったやり方を選んでみてはいかがでしょうか。