冬の着物姿をグッとお洒落に!コートや羽織でぽかぽかコーディネート

冬は和装でもおしゃれを楽しめる季節です。首元にさっとショールを巻いたり、コートを羽織って重ね着したり、組み合わせ次第でいつもの着物姿をガラッと変身させることができます。
七五三やクリスマス、お正月などたくさんのイベントもありますので、TPOに合ったコーディネートの仕方を覚えておきましょう。

 

「羽織」はカジュアルな場面で大活躍

出典:Instagram(shimaiyano_onechanさん)

和装においての羽織は、洋服で言うところのカーディガンの位置づけになります。
着物に合わせて同系色でまとめても綺麗ですが、「赤×黒」「紫×緑」のように全く違った色を合わせてもお洒落に着こなせるのが和装の面白いところ。
羽織は室内でも着用したままでOKなので、観光などでお店に出入りするシーンが多い時にうってつけです。
※フォーマルな場面には適さないため、あくまでおしゃれ着と心得ておきましょう。

 

ショールは秋から春まで使える優秀アイテム

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肩にかけたり首に巻いたりできるショールは、手元に1枚あると便利なアイテムです。
秋口や春先などの肌寒い時期にさらっと肩にかけるのもよいですし、12月~2月頃の寒さが厳しい季節には、羽織やコートと合わせて首元に巻いてもお洒落にまとまります。

 

しっかり防寒するなら和装コート

七五三や初詣など、屋外にいる時間が長くなるイベントにおすすめなのが「和装コート」です。体をすっぽり包んで温めてくれるので、寒さがピークを迎える12月~2月頃に大活躍します。
和装コートには「道行」や「道中着」といった種類があり、それぞれTPOに合わせて選ぶ必要があります。
※和装コートを室内で着るのは、マナー違反なので気をつけましょう。

 

■道行(みちゆき)

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衿がなくデコルテの部分が四角いコートは、「道行」と呼ばれるものです。
色無地や黒の道行はフォーマルな場面に、小紋柄や紬のものは街着としてカジュアルに着ることができます。

 

■道中着(どうちゅうぎ)

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着物のように下前と上前を重ねて着るコートは「道中着」と言います。
最近では、古い着物をリメイクした道中着が流行っており、斬新なデザインのものも増えてきました。
道行と比べるとカジュアルよりなので、結婚式のようなフォーマルな場面には控えたほうが無難でしょう。

 

まとめ

羽織やショール、和装コートなど、冬ならではのアイテムをひとつ取り入れるだけでもコーディネートの幅はグッと広がります。
アクセントになるうえに、体を寒さから守ってくれるアウター類。ぜひ活用して、冬のお洒落を存分に楽しんでくださいね。