着物は帯で印象が変わる!帯で魅せるコーディネート3選
「着物1枚に帯3本」と昔から言われるように、着物は合わせる帯でがらりと印象が変わります。
帯で魅せるカジュアル着物コーディネートをご紹介しましょう!
カジュアル着物+しゃれ袋帯で「きちんとコーデ」
袋帯というと、フォーマル着物に欠かせない二重太鼓を結ぶための帯です。
フォーマルな袋帯は織りの帯が多く、金糸や銀糸を織り込んだものが主流。一見してゴージャスなデザインになっています。
一方、「しゃれ袋帯」とは、寸法こそ袋帯と同様だけれども、デザインはどちらかというと名古屋帯のような印象です。
染め帯が多く、定番の和柄から幾何学模様のようなモダン柄、ユニークな柄付けのものまで種類が豊富。リバーシブル帯も多く見られます。
袋帯と同じく二重太鼓が結べるので、小紋や紬と合わせてもきちんとした印象になります。
また、色無地や江戸小紋と合わせれば、ちょっとしたパーティーでもOK。
長さがあるので飾り結びもでき、1本持っていると重宝します。
カジュアル着物+名古屋帯で「定番コーデ」
カジュアル着物を着るために、名古屋帯はなくてはならない存在。
定番のお太鼓結びを結ぶための帯です。
「小紋+名古屋帯」「紬+名古屋帯」は普段着物のド定番。だからこそ、素材や織り方、色柄によるコーディネートの幅が広いんです。
帯の結び方にしても、お太鼓のタレを少し斜めにすると粋な印象とか、お太鼓を高い位置に結ぶと若々しい印象とか、同じ結び方でも人に与えるイメージが微妙に変わってくるのがおもしろいところです。
また、お太鼓結びのほかによく見られるのが「銀座結び」。
通常のお太鼓結びよりも低い位置にお太鼓がくるので、とっても粋。着物通に見られますよ。
カジュアル着物+半幅帯で「こなれコーデ」
「普段着が着物です!」という気合の入った着物好きの方々が好んで着ているのが、木綿着物と半幅帯。
毎日着るものだから、自宅で洗える着物と締めていても苦しくない帯が自然と選ばれるのでしょう。
半幅帯というと浴衣の帯ですが、遊び着や普段着としてだったら正絹の小紋や紬に締めていてもおかしくありません。
半幅帯は結び方のバージョンがたくさんあるので、文庫結び、蝶結び、角だし結びとその日の気分で変えられます。
また、自分のオリジナルアレンジがしやすいのも半幅帯。前で結んでぐるっと回すので工夫もしやすいです。
飾り紐を結んだり、飾りをつけたり、おしゃれがしやすいのも半幅帯の特長です。
まとめ
同じ着物でも、帯の種類や結び方でがらりと印象が変わります。
その日の気分や一緒に出掛ける人、出掛ける場所に合わせ、いろいろなコーディネートを楽しんでくださいね。