憧れの着物旅を快適に!着物をきれいに持ち運ぶコツお教えします

着物は「小物が多くて大変そう」「カバンに入れたらシワになっちゃいそう」と心配事もたくさんありますが、今回はそんな不安を解消する、着物の持ち運びワザをご紹介します。

着物でのお出かけに慣れてきたら、今度はちょっと遠出して、着物旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

着物を入れるバッグは何がいい?

■着物バッグ
着物をシワなく持ち運ぶなら、やはり安心なのは着物専用のキャリーバッグ。大きさはさまざまですが、いずれも硬めの素材でしっかりとした造りです。着物の幅に合わせてあったり、小物を収納しやすくなっているので、持ち運びには最適です。

■スーツケース
長旅で何枚も着物や帯を入れる場合は、着物バッグよりもスーツケースを。引いて歩けるのでらくちんです。入れるものが少ないと中でよれてシワになってしまうので、タオルを入れたり、たたみ方を工夫したりして対策しましょう。

■風呂敷
旅行先のレストランで着たいなど「着物まわりのものが1セットだけ必要」という場合は、丁寧にたたんで風呂敷でしっかり包み、荷物のいちばん上に置きましょう。ホテルなどで着替えるときには、風呂敷を下に敷けば着物の汚れ防止にもなるので便利ですよ。

 

荷造りの前にしておきたい準備

旅行先で「あっ 忘れた!」を防ぐためにもっとも効果的なのは、荷造りの前に持って行く着物を着てみること。実際に着て使用したものをそのままバッグに入れれば、忘れ物はありません。

 

荷造りのコツ

着物や小物類をまとめるには、袋よりも「布」が便利です。例えば、下着類や足袋などを風呂敷でぴっちり包めば、帯や長襦袢のしわを防ぐクッションに。小物類を大判のハンカチや手拭いで包めば、スーツケースの隙間を埋める緩衝材になります。移動中に荷物がスーツケースやバッグの中で動かないようにすることが、荷造りをする上で一番のポイントといえるでしょう。

 

着物の旅を楽しみましょう

着物を持ち運ぶときにシワにならない工夫をすれば、旅先でも気持ちよく着物を着ることができます。ポリエステルや木綿の着物など、気軽に着られる着物からチャレンジしてみては?