草履で足が痛くなる理由と対処法|楽に履きこなすためのグッズを紹介!
「指の間が痛い!」「足が痛くてもう歩けない…」など、慣れていない草履を履き続けると歩くのがだんだん辛くなってきますよね。草履のせいで足が痛いと、せっかくのお出かけも楽しめなくなってしまいます。
今回は、草履で足が痛くなる理由とあわせて、痛くなった時の対処法やラクに履きこなすための便利グッズを紹介します。
草履で足が痛くなる理由は?
草履で足が痛くなるのは、痛みが起きている場所ごとに原因が違います。それぞれどのような理由で痛くなるのか確認しておきましょう。
■「指の間」「足の甲」が痛いのは鼻緒があってないから
「親指と人差し指の間」「足の甲」が痛くなるのは、鼻緒(はなお)が足に合っていないのが原因です。
鼻緒とは、草履を履いたときに甲にあたっている部分のこと。鼻緒が合っていない草履を履き続けると、肌に余計な摩擦がかかり「鼻緒ずれ」と呼ばれる靴擦れのような状態になってしまいます。
■「かかと」「足の裏」が痛いのは履き方が原因
「かかと」や「足の裏」が痛くなるのは、履き方に原因があるかもしれません。
かかとに重心をかけて歩いたり、ぐっと力を入れすぎたりして歩くと痛くなりやすいので気をつけましょう。
草履で足が痛くなった時の対処法
草履で足が痛くなってしまった時は、「絆創膏」で肌を保護するとだいぶ楽になります。絆創膏はコンビニや100円ショップ、薬局などで購入できるので、緊急で必要なときにも手に入れやすいのが良い点ですね。キズパワーパッドのような弾力性のある絆創膏なら、摩擦による痛みと足裏の痛み、どちらも軽減できるのでおすすめです。
痛くなる前に予防しよう
歩くのが辛くなるほどの痛み、できれば事前に防ぎたいですよね。痛みを回避するための予防方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
■鼻緒を調節しておく
草履を履いてみて少しでもきつく感じる場合は、あらかじめ鼻緒を調節しておきましょう。
鼻緒を両手でもみほぐし、山型になるように引っ張りつつ、自分の足に合う形にします。できればお買い物などちょっとした外出時に何回か履いておくと、長時間のお出かけもラクに歩けるようになります。呉服屋で購入したのであれば、お店で調節してもらえることもあるので相談してもいいかもしれません。
■絆創膏を貼っておく
鼻緒ずれが心配な人は、痛くなりそうな部分にあらかじめ絆創膏を貼っておくとよいでしょう。
摩擦による肌へのダメージが減るので、鼻緒ずれで痛くなるのを防ぐことができます。最近では薄くて目立ちにくい絆創膏も増えており、裸足で下駄を履くときにも使える方法なので、ぜひ試してみてください。
■クッション入りの足袋を履く
足底や甲が痛くなりやすい人は、クッション入りの足袋を履くのがおすすめです。
足裏や甲の部分にクッションが入っている足袋は、摩擦による擦れや疲れを軽減してくれます。足袋の中に敷くインソールや、甲を守るストッキングなど様々な痛み予防グッズがあるので、自分に合ったアイテムを取り入れてみましょう。
まとめ
鼻緒ずれを一度でも経験すると、「また痛くなったらどうしよう…」と不安になりますよね。本来、着物や浴衣を着てお出かけするのは、特別な気分を味わえてとても楽しいものです。
「草履のせいで足が痛い…」なんて辛い思いをしないよう、今回ご紹介した方法でしっかり対策しておきましょう。