雨の日だって着物が着たい!~和装の雨対策~
入学式や卒業式、結婚式や同窓会。気合を入れて着物を着る予定の日は「どうか晴れますように」と願わずにはいられません。
でも、着物を着るハレの日がすべて晴れるとは限りませんよね。
雨対策をばっちりしておけば憂いもなく、雨の日の着物も粋なもの。
準備をしっかりして、雨の日も着物でお出かけを楽しんでしまいましょう!
持っていれば安心!和装の雨グッズ
■雨用草履
ウレタン樹脂でつくられた草履に、添え付けでつま先に透明のカバーがついています。出掛けるときすでに雨模様の場合に便利です。
■草履カバー
ビニール製の、つま先からかかとまで草履全体をすっぽりと入れるカバーです。底部分に凹凸があり、すべりにくい工夫がされています。
途中で雨が降りそうな天候の日のお出かけに、ひとつバッグに入っていると安心。
■雨コート
裾まで隠れる丈のポリエステル製の着物用レインコート。S/M/Lサイズの市販のものも売っていますし、着物でお出かけする機会が多いならポリエステル生地で仕立ててもいいでしょう。お気に入りのレインコートがつくれます。
雨や泥はねで着物を汚さないためには?
■裾を捲り上げる
雨コートの丈が少し足りなくて着物の裾が出てしまう場合や、足りていても歩いたときにコートが捲れ、泥はねで裾が汚れてしまうことがあります。
これには、着物の裾を上に持ち上げて、着物クリップ(洗濯バサミでも可)で帯に留めることが有効です。コートを着れば外からは見えないので大丈夫。
目的地に到着して雨コートを脱ぐときに、先にクリップを外して裾を下すことをお忘れなく!
■ポリエステルの着物を着る
遊びでお出かけの場合など、着ていく着物を選べれば、雨や汚れに強いポリエステルの着物がおすすめ。多少の汚れは気にならないので、心安らかに過ごせます。
防水スプレーはNG?
防水のために着物に防水スプレーをかけたいという方もいらっしゃるかもしれません。
着物専用の製品ならば問題ないかもしれませんが、シミにならないか目立たない部分であらかじめチェックしておく必要があります。
ムラなども心配なので、できればプロにガード加工をしてもらうのが理想的です。
まとめ
着物の雨対策は、事前準備が大切です。
特に足元は代替がききませんから、草履ガードはひとつ持っておくと本当に便利。
お気に入りの雨コートや傘があれば、雨の日のお出かけも楽しくなりますね。