着物をレンタルする前に…これだけは知っておきたい!自分のサイズの測り方

今はレンタルで色々なお着物が楽しめる時代です。レンタル着物は、お誂えの着物と違って、少し冒険した色や柄に挑戦することができます。また旅行先でも気軽に着物を着ることができ、思い出写真もよりフォトジェニックに!でも普段着ている自分のものと違い、着物をレンタルするにはサイズ感が気になるところ…。

自分に合ったサイズを測るポイントをマスターして、レンタル着物でも素敵に着こなしましょう!

 

身丈

着物をレンタルする際、まず初めにチェックするのが身丈(みたけ)です。

身丈とは、簡単に言うと着物の長さのこと。女性の場合は、"身長=身丈"と思って問題ありません。だいたい身長プラスマイナス5cmくらいの身丈の着物を選べば、お端折を使って好みの長さに調節できます!

 

裄丈

裄丈(ゆきたけ)は腕の長さのことです。
首の後ろの中央にある骨から肩の真上に沿って、手首のコリコリの骨(尺骨)までを測ります。この時腕は斜めに45度程度おろしておくと正確に測ることができます。

着物の真ん中の縫い目(背縫い)から袖の端までの長さが、この自分の裄丈に1〜2cm足した長さの着物を選ぶと、1番綺麗に見えるのでおすすめです◎

ただ、着物の生地感によって身体への馴染み方も異なり長さも変わってきます。実際に着物を羽織ってみて、手首のコリコリの骨が隠れる程度の袖裄を選びましょう。
(冬物に比べ、夏物の場合はこれより多少短かめでも大丈夫です!)

 

袖丈・袖巾

袖丈(そでたけ)とは袖の長さを指しますが、レンタル着物で使用されている既製品の着物は、袖丈はだいたい49cmで統一されているので、袖丈についてはあまり気にしなくても大丈夫です。もし袖丈が何種類かあった場合は、一般的に身長155cm〜165cmの方は49cmのものを、155cm以下の方、もしくは165cm以上の方は、49cmよりも短め、あるいは長めのものを選ぶようにしましょう。

袖巾(そではば)はひじから下の腕を通す袖の長さを指しますが、これも反物の巾や裄によって自然と決まってしまうものなので、あまり気にしなくて大丈夫です。

 

前巾・後巾

着物の前巾(前巾)は前身頃の裾の幅、後巾(後巾)は後身頃の背縫いから脇縫いまでの裾の幅を指します。ちょうどいいサイズの前巾と後巾は、ヒップ(腰回り)のサイズから計算します。

・前巾=ヒップサイズ×1/4
・後巾=ヒップサイズ×1/4+5cm

この計算式を目安に、自分に合わせたサイズを選びます。ヒップサイズは、腰回りの1番大きなところを測るようにしましょう。

 

まとめ

メジャーで測るサイズはあくまでも目安です。着付けの好みや体型によっても着物の選び方は変わってきます。例えば同じ身長の方でも、腰ひもを高い位置で結ぶのが好きな方や、ふくよかな方は、少し長めの身丈を選ぶほうが綺麗に着付けることができます。

ただ、今回ご紹介した方法で自分のサイズを予め測っておけば、レンタルの時にもスムーズにぴったりの着物を選ぶことができますので、覚えておいて損はありません!サイズの目安を参考に、良いなと思う着物を見つけたら、ぜひ一度袖を通して感触を確かめてみるようにしましょう。