【着物でおでかけ】着物で歌舞伎を観劇してみよう!
芸術鑑賞は、着物でおでかけしやすいイベントです。特に、歌舞伎は日本の伝統文化ということもあり、着物で訪れる人も多い場所。着物デビューしやすいスポットなので初心者さんにもおすすめですよ!
今回は、着物で歌舞伎を観劇する際のポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてチャレンジしてみてくださいね。
歌舞伎観劇の着物マナー
“歌舞伎”と聞くと、敷居が高そうと感じる人も多いと思いますが、もともとは庶民が楽しむための大衆娯楽として生まれたもの。誰もが気軽に観られるもので、決まったドレスコードはありません。例えば、映画を見に行く・レストランに食事に行く、といったときにお洒落を楽しむのと同じ感覚で、自分が着たい着物(外出着)を選びましょう。
また、劇場の規模や公演内容に合わせて選ぶのもおすすめです。
■襲名披露公演や歌舞伎座などの大きな劇場の場合
出典:tim_cubaさん(https://www.instagram.com/p/BrpCj1DAIkQ/)
付け下げ、訪問着、色無地、小紋などがおすすめ。金や銀の糸が入った華やかな帯を合わせると、より特別感が出ます。
■現代劇や小さな劇場の場合
出典:sato_canさん(https://www.instagram.com/p/BheDI2OFqgG/)
小紋や紬などカジュアルな着物がおすすめ。帯や小物などのコーディネートを楽しむのも素敵です。
※木綿やウールなど、街着や普段着として着用する着物は、避けるのが無難です
その他のポイント
■身だしなみのマナー
気を付けたいのは髪型。後ろの席に座る人のことも考え、トップにボリュームのあるヘアスタイルや、存在感のある飾りは避け、控え目にまとめるようにしましょう。
■持ち物のポイント
席によっては、窮屈な場所もあるため、荷物をひとまとめにできるエコバッグなどがあると、足元にそのまま置けるので便利です。
■着付けのポイント
歌舞伎は、好きな幕だけをみる一幕見席というものもありますが、全幕観る場合は3~4時間かかります。合間に休憩もありますが、きつく締めすぎると苦しくなってしまう可能性があるため、着付けの際に身幅を広めにしたり、帯を気持ち低めに結ぶと楽です。
歌舞伎が見られる劇場
歌舞伎は、定期公演をしている劇場の他に、不定期で公演を行っている劇場もあるため、日本全国で観劇することができます。
■定期的に公演がおこなわれる劇場
歌舞伎座(東京/銀座)
国立劇場(東京/半蔵門)
浅草公会堂(東京/浅草)
他に、南座(京都/四条)、松竹座(大阪/難波)、博多座(福岡/博多)などでも定期公演が行われています。
■不定期的に公演がおこなわれる劇場
明治座(東京/人形町)、三越劇場(東京/日本橋三越内)、赤坂ACTシアター(東京/赤坂)などで公演が行われています。
このように並べてみると、歌舞伎を観劇できる場は、思っているよりも多いですよね。役者の迫力ある演技を間近で観ることができるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
1月中に着物で歌舞伎観劇デビューするなら…
今なら、浅草公会堂で行われている「新春浅草歌舞伎」に出かけるのがおすすめ!
上演スケジュールやチケット購入の詳細は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
<新春浅草歌舞伎 公式サイトはこちら>
平成31年1月2日(水)~26日(土)まで上演されているので、この機会に着物で観劇に訪れてみてはいかがでしょうか?